
ママの様子
子宮はレモン大(妊娠7週相当)の大きさ
生理が遅れ、基礎体温の高温期が続く為だるさ、熱っぽさなど風邪のような症状が現れやすくなります。妊娠するとhCG-ヒト揉毛性ゴナドトロビン-というホルモンが作られ、徐々に増えて尿に排出されるので生理予定日の4~7日遅れた時に妊娠判定薬で妊娠したかどうかを調べることが出来ます。
市販の判定薬でほぼ確実
市販でも判定はできるのですが、子宮外妊娠などの妊娠異常までは調べられません。受精卵が着床するころに少量の出血が見られる人もいます。これを生理だと勘違いしてしまったり、流産の兆候だと気付かないこともありますから注意が必要です。判定薬が陽性、妊娠が疑われる時には早く産婦人科で受診しましょう。
赤ちゃんの様子
頭殿長(頭からお尻までの長さ)=0.2mm
体重約=4g
赤ちゃんが入っている袋のことを胎嚢(たいのう)
妊娠4~5週になると超音波検査で子宮の中に黒く胎嚢が見えて、妊娠を確認することが出来ます。胎嚢の中に映る小さな白い点のようなものが胎芽です。超音波検査では胎芽の横に丸いリング卵黄嚢(らんおうのう)が映ります。胎盤や臍帯(さいたい)から栄養を受け取るようになるまでは、赤ちゃんは卵黄嚢から栄養をもらって成長します。妊娠5~6週では、胎芽より卵黄嚢のほうが大きくはっきりと見えます。
超音波検査には超音波が出る器具
お腹の表面に当てる経腹法(けいふくほう)と、器具を腟の中に入れる経腟法(けいちつほう)があります。子宮の中が鮮明に見える経膣法のほうが妊娠初期の超音波検査に行われることがほとんどです。
妊娠4週半ば頃には心臓が動き始め
早い人では妊娠5週くらいから経膣超音波で赤ちゃんの心臓の動き心拍が確認でき、妊娠6~7週頃には超音波画像診断で心拍が確認できるようになります。このころの赤ちゃんの成長は目覚ましく、魚みたいだったエラの部分やしっぽがなくなり、人間らしい形になってきますが、まだ「2頭身」です。でも、手と足の区別もできてきますし、心臓、肝臓、腎臓、胃腸などの臓器もできてきます。
妊娠7週の末には脳や脊髄(せきずい)
神経細胞の約80%がつくられて、脳の神経や目の視神経や耳の聴神経などが急速に発達します。 胎盤や臍帯のもとになる組織が発達してきますし、羊水(ようすい)も少しずつたまり始めます。