警告メッセージ

不妊治療について[2]

不妊治療について[2]
日本語

体外受精(IVF)

卵巣から卵子を取り出し、体外で精子と受精させる方法が体外受精です。現在、年間1万5千人もの赤ちゃんが体外受精で生まれています。3人に1人が妊娠にいたるといわれています。つまり、体外受精を3回受けて1回妊娠するかどうかの確率です。

体外受精の流れ

排卵誘発剤を使って複数の卵子を成熟させる。数が多いほどいいわけではなく、多すぎると卵子の質が悪くなり、副作用もでやすくなります。両方の卵巣で10個前後の成熟卵胞ができるのが理想的です。

採取した卵子と精子は

培養器内で混合して受精をまつ。受精卵が細胞分裂を繰り返して4分割か8分割したところで子宮にもどる。(胚移植という) 多胎妊娠を避けるため、子宮に戻す受精卵の数は1~3個ですが、最近は1~2個が多くなってきています。胚移植から14日目くらいに妊娠判定をします。尿検査で妊娠反応がでれば妊娠が確定します。その後は自然妊娠と同じ経過をたどります。

  1. 卵子を採取
  2. 卵子の入ったシャーレに精子を加える
  3. 受精卵の分割

体外受精はこんな場合に行われる

  • 両方の卵管が完全に詰まっている。
  • 子宮内膜症があり、妊娠しないとき。
  • 原因不明の機能性不妊
  • 一般不妊治療を2年ほど受けたが妊娠しないなどの場合である。

体外受精の費用

体外受精1回あたり20~40万円というところが多いです。費用の差が大きいのでしっかりと確認してください。

顕微授精

精子を直接卵子の中に送り込むこっとによって、受精をたすけます。顕微授精の開発で、重症の男性不妊症や受精障害がある場合も妊娠が可能になりました。

顕微授精が有効なとき

  • 重症の精子減少症、精子無力症、精子奇形症などがあるとき
  • 精子に運動性がないとき
  • 女性に抗精子抗体があるとき
  • 高度の受精障害があるときなどです。

顕微授精の種類(3種類)

  1. 透明帯切開法(PZD)
    透明帯の1部を破り侵入口を作る方法です。多精子受精になることが多いのが欠点です。
  2. 囲卵膣内精子注入法(SUZI)
    囲卵膣内に精子を注入し透明帯の通過を助ける方法。
    透明帯切開法よりは確実ですが、多精子受精になるおそれがあります。
  3. 卵細胞質内精子注入法(ICSI)
    1個の精子を直接注入する方法です。1個の精子があれば受精可能です。

多精子受精のおそれもありません。3つの中で一番一般的な方法です。

顕微授精の費用

体外受精と同じく保険の適用はありません。体外受精より、数万~10万円程度高めのところが多いです。顕微授精を実施できるところが限られています。

なかなか妊娠したい時は心の整理を

1つの治療法を半年かけても駄目なら次の段階へステップする。不妊治療は時間もお金もかかり、必ずしも妊娠するとはいえません。夫婦間でよく話しあって納得してから取り組むべきである。年齢的に40歳を超えると妊娠は困難になります。子供を持たない、養子を迎えるなどの選択もあります。本当にどうしても自分は子供が欲しいのか自分の気持ちも見つめ直しましょう。治療に疲れたら少し休憩しましょう。

妊娠のことで気をとられていると

精神的に焦ってしまって心の余裕さえなくします。不妊治療は長い月日になることが多いです。精神的、肉体的、時間、経済面などの負担も大きいです。ストレスもたまりやくなりますので、たまにはリラックスして、妊娠のことは忘れて好きなことをしましょう。

avista

関連ピックアップ記事