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母乳について
- 母乳は消化吸収がよく、赤ちゃんに必要な栄養バランスを含んでいます。病気から体を守ってくれる免疫物質もいっぱいあります。赤ちゃんの成長に合わせて最適な栄養成分に自然に変化する働きがあります。
- 母乳は赤ちゃんにとって理想的な栄養食です。また母乳は異種タンパク(人体に含まれない異種たんぱく質)ではないのでアレルギーの心配はありません。
- 赤ちゃんは母乳を飲むことで安心感と満足感を得ます。同時にママもおっぱいをあげることで幸せな気分になり、赤ちゃんを抱きしめてあげたいという母性はおっぱいを吸われることで目覚めます。
- ママと赤ちゃんの両方にとって母乳育児はとってもいいことです。この事を母と子の相互作用といいます。
ポイント
- いろんな栄養の物をまんべんなく食べることが大事です。
高脂肪、高カロリー、香辛料、刺激物、食物添加物の多いものは避けるようにしましょう。
おすすめは和食(特に白身魚や貝類)です。
温かい飲み物は血行をよくする働きがあります。 - 水分をたくさんとるようにしましょう。
特にハーブティーはミネラルが豊富なのでオススメです。 - お酒やタバコは駄目です。
ママにも赤ちゃんにも悪影響なのでやめましょう。 - 睡眠をしっかりとりましょう。
しっかりと眠り疲れをとる事が大切です。 - 体を冷やさない事が大事です。
お風呂でしっかりと温まるのもいいですし、蒸しタオルで乳房を包みこむの良いです。 - ストレスや不安をためない事が大事です。
自分なりに発散方法をみつけて常にリラックスを心がけましょう。 - 適度な運動をする事です。
散歩にでかけたり、軽くストレッチなどをして少しでも体を動かしましょう。
母乳不足
母乳不足のサイン
- 長い時間乳首に吸い付いて離さない。
- 体重がなかなか増えない。
- 便秘が多い。
- 授乳後すぐに(1時間後くらい)お腹を空かせて泣く。 等
母乳不足のポイント
生後2~3ヶ月で1日に20~30g体重が増えていれば問題はありませんが、15g以下なら母乳不足の心配があるので病院へ行きましょう。
1週間に1度体重を測ってみて、それでも増加してないようならミルクを足してみてあげて下さい。
体重は毎日計る必要はありません。
ミルクの足し方
- 1回の量が少ない時は母乳のあとにミルクをプラスします。
- 朝と夜は母乳にして、日中はミルクを与えます。
- 母乳が全然出ない場合は、おやつ代わりに母乳を与えます。
母乳の与え方
- 「おなか空いたねー」などやさしい言葉をかけながら抱っこをする。
- 飲ませる前に乳首を軽くぬぐって汗などを拭きます。
- 乳首は乳輪が隠れるまでくわえさせます。たくさんでる場合は最初に搾乳したり、休み休みに飲ませます。
- 両方のおっぱいを交互に飲ませます。10分ほどたったらもう片方というかんじで与えます。
- お乳を飲んだらゲップをさせるようにしましょう。背中をさするとでやすくなります。
母乳の与え方のポイント
なるべく抱っこして母乳を与える。
母乳を与えるのは大切なコミュニケーションです。寝たまま飲ませると、万が一ママが寝入って乳房が赤ちゃんの顔を覆って赤ちゃんが呼吸できなくなる恐れもあります。
首がすわるまでは気を配って母乳しましょう。